自分の音楽を探して楽しみましょう
自分の音楽を探すための楽器作り ■音楽を手軽に楽しむとは? ちょっと考えると・・・ 初めは聞く!そして自分が ・歌う ・楽器を弾く ・弾き語りをする ・作曲をする ・作詞をする いろいろと浮かんできます。 歌といっても様々なタイプがあります。 伝統のあるものから、五感に訴える自由に楽しむものなど・・・ 私自身も自作自演のシンガーソングライターとして楽しんでいますが、 自分のスタイルを今も探しています。 ふとしたきっかけでオークションで壊れた琵琶を落札したのが始まりでした。 早速修理をして、琵琶の独特の音が鳴るところまでこぎつけたのですが、このままではギターとの合奏や自作曲の伴奏には難しそうです。 そこで琵琶を改造してギターや洋楽とも合奏できるようにしました。 (この内容は別のサイトで公開する予定です) その際琵琶の解説書に触れる機会があり、演奏者が自分で楽器を製作したり、調整する大切さが書かれていました。 その内容に説得力とヒントを感じて、近くの図書館に出向くことしました。 もともと自分でもギターの修理や改造を既に行っていたので興味を持っていたことから、すぐに幾つかの本が目につきました。 そのなかで民族楽器やスローミュージックのキーワードから触発された内容は・・・ 楽器がもう作られていなかったり、身近では手に入らなかったりするなら、(自然流に?)音楽を楽しむためには自分で作ってしまう!という衝撃的な内容が目に留まりました。 「そうか、自分の音楽を楽しむには楽器からつくる手があったんだ?!」と勝手に刺激を受け始めてしまいました。 若いころからさわりのある音色にはあこがれがあったので、これも縁かなと思います。 ・シタールや琵琶の様な「さわり」のある音色を奏でるための弦楽器を作りましたので、以下で参考に紹介します。ピアノやギターなどとの合奏が前提です。 ■このサイトでは主に洋楽を楽しむためのリードや伴奏として使える民族楽器的な創作楽器を紹介します。 ■音階と音色についての解説と細部の作りなどいろいろ工夫を取り上げます。 (サイト管理者は音響メーカでマイク、スピーカ、トーンアームなどの設計・開発の経験があります。) 始めに三味線をベースに製作した創作した楽器(南阿蘇三弦と仮に呼んでおきます:勝手な命名です)の写真を示します: ■南阿蘇三弦 ■トップの写真です。同じくオークションで手に入れた硬い鉄の木や花梨を使用しています ■バックの写真です。木目が面白いのでメ―プルの根の部分なども使用しています。 |
自分の音楽を探すための楽器作り:弦と糸巻きの選択 ■弦は何を使うか? 候補は三つ・・・ 1.生糸(琵琶や三線、三味線など) 2.スティール弦 3.ナイロン弦 さわりや扱いに経験のあるスティール弦を使うことにします。 音色では問題ないのですが、張力が強く、棹の強度や糸巻きの精度などが問題となりました。 初めは糸巻きの部分です。 ■最初は三味線部分を試みましたが、きつく巻き上げると戻ってしまうことやチューニングのやりやすさからギターパーツを使用しました。 ■エレキギターのパーツですがクラシックギターのように縦方向にとりつけています。糸巻き部分の穴をふさぐことと強度を上げるために側木(寄木)を接着・着色しています。 ■三味線のヘッドの曲線部を生かしてテンションを上げられる角度を付けています。取り付け部は綺麗だった?ので硬かったのですが、以前琵琶の改造で作った残りのローズウッドをリサイクルして使いました。 |
自分の音楽を探すための楽器作り:竿の補強 ■生糸用の細い竿をテンションの高いステール用に補強する 補強用の竿を付けるのですがそのアイデアと方法は・・・ 1.余っているエレキギターのボディを活用する 2.加工しやすい合板を実験的に使う 3.接合は力を優先して木ねじを使う ギターのボディをくりぬいて三味線の胴の縦板部分に接合し、合板を加工した補強用の竿を木ねじで接合して使うことにします。 ヘッド部分には精度が要求されました。 ■長さ約10cmのスリムタッピングビスを使用しました。下穴の加工は慎重に行う必要があります。 ■合板を加工してエレキギターのボディに接合・着色しています。 ■ヘッド側のボディとの接合の部分です。やはり強度優先で木ねじを使いました。 ■ボトム側のボディとの接合の部分です。同じように木ねじを使いました。 |
自分の音楽を探すための楽器作り:さわりの実現 ■シタールの発音方法を使用する 生糸用だった構造物にスティール弦でさわりを付けるのですがそのアイデアと方法は・・・ 1.余っているシタールのパーツを活用する 2.加工経験のある象牙を使う 3.ギターパーツの牛骨を使う 新しくエンド部分とテンション用抑え板を作り、ブリッジ部分はシタール部品を加工しました。 ■弦のエンド部分には全く新しく象牙の端材(オークションで売られている製品板取り?後の残りの切れっぱし)を使用して作りました。心部ではなく表層部なので風合いを残すため表面は残しています。 ■ブリッジの部分の側面からの写真です。さわりの部分はシタールの共鳴弦のブリッジ部分を加工してメインとして使っています。また三味線をベースに使っているため、ブリッジ高を高く取れず、そのままではテンションを上げられないことから全く新しく弦を押さえるテンション板を作成しました。こちらはギターパーツの牛骨部品を使用しています。 ■ブリッジの部分の上面からの写真です。テンション板は木ねじで固定してあり、すぐに外せます。さわりの部分は音質優先でプロ用のゼリー状の瞬間接着剤を使用して固定しています。 |
自分の音楽を探すための楽器作り:さわりの実現 ■シタールの発音方法を使用する 生糸用だった構造物にスティール弦でさわりを付けるのですがそのアイデアと方法は・・・ 1.余っているシタールのパーツを活用する 2.加工経験のある象牙を使う 3.ギターパーツの牛骨を使う 新しくエンド部分とテンション用抑え板を作り、ブリッジ部分はシタール部品を加工しました。 ■弦のエンド部分には全く新しく象牙の端材(オークションで売られている製品板取り?後の残りの切れっぱし)を使用して作りました。心部ではなく表層部なので風合いを残すため表面は残しています。 ■ブリッジの部分の側面からの写真です。さわりの部分はシタールの共鳴弦のブリッジ部分を加工してメインとして使っています。また三味線をベースに使っているため、ブリッジ高を高く取れず、そのままではテンションを上げられないことから全く新しく弦を押さえるテンション板を作成しました。こちらはギターパーツの牛骨部品を使用しています。 ■ブリッジの部分の上面からの写真です。テンション板は木ねじで固定してあり、すぐに外せます。さわりの部分は音質優先でプロ用のゼリー状の瞬間接着剤を使用して固定しています。 |
録音のためのデジタル信号処理入門 ■ 音楽を楽しむためのデジタル信号処理入門 1.デジタル信号処理どのように使われているか? 2.デジタル信号処理とどこから生まれたか? 1.デジタル信号処理どのように使われているか? 映像や音声は視覚や聴覚など人間の感覚器官のセンサー部分で捉えられるアナログ信号。 これらのアナログ信号を人間が見たり、聞いたりする際に望ましい方向にデジタル信号に変換して処理を行う。 デジタル信号処理のオーディオビジュアルの世界での歴史 ■テレビ・ビデオやオーディオの世界では初めに音楽CDの普及でデジタル信号処理が生活の中に溶け込んだ。すでに映像もPCやDVDでデジタル信号として処理されているが、今は既にテレビ放送がアナログからデジタルへと転換した時代となっている。 ■半導体の世界ではアナログ信号を入出力して分析・記録する場合に入力の信号のデジタル信号処理とアナログ変換にDAC、アナログ信号の取り込みにADCを使用して、分析・記録にデジタル信号処理を使用している。 トラブルシュートのためには様々な手法が用いられている。 ・DACとADCデバイスとデジタル信号処理による入出力構成例 ・SoC(DAC,ADCとRF混在の場合)デバイスの一般的な入出力構成例 2.デジタル信号処理とどこから生まれたか? 映像や音声は視覚や聴覚など人間の感覚器官のセンサー部分で捉えられるアナログ信号。 これらのアナログ信号を人間が見たり、聞いたりする際に望ましい方向にデジタル信号に変換して処理を行う。 歴史としてのデジタル信号処理の歩み ■音声やデータなどの通信の世界ではアナログ信号を伝達する際、信号品質の向上などのために、信号の符号化、データの圧縮、ノイズの低減など、アナログの信号処理技術が発展した。 ■半導体計測の世界ではこの通信で使われた信号処理技術がデジタル・アナログコンバータ(DAC)とアナログ・デジタルコンバータ(ADC)の発達によりデジタルの信号処理として行われるようになった。(高周波の世界ではまだまだアナログ技術が使われている。)音楽の世界でも半導体チップによるアナログ・デジタル変換とデジタル信号処理が行われている。 半導体の世界では信号伝達における送信および受信デバイスの入力信号の発生と出力信号の取り込みに使用されている。 さらに信号の取り込みには(高周波数帯域以下では)デジタルtoアナログコンバータ(波形発生器)とアナログtoデジタルコンバータ(デジタイザ)による変換技術により測定演算としてのデーター処理としてデジタル信号処理が使用されるケースが増えている。 ・(無線)通信デバイスのデジタル信号処理による入出力構成例 |
ご一緒に音楽を楽しむ参考にしていただけましたら幸いです。
どのように活用するかはご自身の責任と判断で行っていただけますようお願いいたします。